水の森
作詞 / 中國粉末 作曲 / 16
光る水面に映る真夏の空
気が付けば僕は深い森の中

想 ――― 晴れた海を飛んでいける波根のイメージ
奏 ――― 砂に描いた青い詩も波に浚われ

霧深き森の中を迷う影は、いつかの僕らで
そのまま泳ぎ、何処に辿り着くの?

光る水面に映る真昼の月を 星屑に変えて魚影は流れていく
揺れる水面が映す退屈な日々を壊せずに惑い 未だ森の中

朧 ――― 雫のように重なる吐息 水のステージ
牢 ――― 傷を抱え沈むカラダ 過去に囚われ

魚は空を羽ばたけないけれど、それでも泳いで
ずっと 歪む月を目指しているから

光る水面に映る真夏の空を 流星のように魚影は流れていく
揺れる水面が映す大切な人を壊しては失くし 未だ森の中

君と泳いでいた
ざわめく街の中で
僕らの居るところも
長い進化の途中なんだよ

光る水面に映る真昼の月を 星屑に変えた魚影を眺めている
揺れる水面が映す退屈な日々を すり抜けるように魚影は昇っていく

I'm in the “Forest of Water”.......