輪廻
作詞、作曲 / 潤
ここまで来ると街が一望できて
忘れてた思い出が甦ってくる
振り返るのはもうこれで最後にしよう
これ以上見てると旅立ちが辛くなるから
さよなら もう行くよ

この街で幾つもの花を見たんだ
それぞれ育て上げた人の色が出てて
優しい香りで僕を包み込み勇気をくれた
いつまでも忘れないよ

僕も誰かを癒せるようなきれいな花を咲かせたくて
行き先も決めず飛び出した 広い空へ導かれ
行き止まりの連続だとしても新しい僕に会いに行くよ
この街で見た花の種を右手に強く握りしめて

つまらない知識をつけて周りを見渡すと
汚いものばかりで全て嫌になった
そんな時も花は咲いてたんだ
微笑みかけてくれてった事 やっと気付いた

腕を広げて立ち尽くしても誰も風を起こしてくれない
縛られた頭で無理矢理出した答えにうろたえ
常に変わり続ける世界 巻かれたままで何ができる
生まれた意味 そんなの知るか それはこれから自分で決めるんだ

大人になれた筈なのに何一つうまくできない
見た目だけ大きくなったと自分自身を嘆くけど

生きてる楽しさ それを守る強さ
失う悲しさ それを消す優しさ
今も僕を支えてる花
その種が僕にも植えられていた
心に根を張っていた

きれいな花咲かせるために僕はどんな道も進んで行く
気付かないうちに増え続けた汚れだらけの体で
行き止まりの連続だとしても僕には無限の未来がある
生まれた意味なんて要らないよ 全部これからの自分次第
いつか誰もが安らぐような花畑を咲かせてみせる
右手に満ち溢れた夢をもう一度強く握りしめた