通り雨
作詞、作曲 / 潤
寒い冬の夜が明けて行く

夕暮れの街に通り雨
急に混む下り電車
窓をつたって落ちる雫は曇り空の流れ星

雨音で君の声が消えると僕だって寂しくなるよ
どこへでも僕が連れていくから透き通った手でつかまってて

風が吹く度揺れる窓は僕らの姿をうつす
少し立ち止まり悩んではまた進む流れ星

傘で君の顔が見えないと僕だって悲しくなるよ
意地も強がりも忘れていいよ
深く澄んだ目で見守ってて

月みたいに君を照らせたら
風みたく雲を吹き飛ばせたら
細くて折れそうで頼りないけど
この僕の手につかまってて

明るい陽射しのような笑顔で心の奥まで澄み渡る
いつまでも僕がついてるから深く澄んだ目で見守ってて

寒い冬の夜が明けて行く
怖くなんてない
さあ春を迎えに行こう